たまひめ

1563-1600 享年38歳。

明智光秀の三女。

細川忠興の正室。

洗礼を受け、ガラシャと称した。

織田信長の没後、謀反人の娘として、羽柴秀吉から咎められるのを恐れた夫・忠興によって、ガラシャは幽閉の身となる。

関ヶ原合戦では、西軍の石田三成の命によって、人質として捕縛されそうになる。人質となる恥辱を受けることを潔しとせず、ガラシャは、側近の小笠原小斎に命じて、我が身へ槍を突かせ、武家の女としての意地を内外に見せつけた。