よしひめ

1548-1623 享年76歳。
保春院。
最上義光の妹。伊達輝宗に嫁ぎ、長男・伊達政宗、次男・小次郎を産む。
天然痘で幼少期に片目を失った政宗を忌み嫌い、次男の小次郎を偏愛した。
豊臣秀吉から小田原征伐への参陣するよう命を受けていた伊達政宗の窮地を察した義姫は、政宗を毒殺し、小次郎に伊達家の家督を継がせ、秀吉の勘気を解こうと画策する。
義姫は鬼姫とも呼ばれ、気力、胆力は並の男に勝ると評された。
兄の最上義光と伊達輝宗が対立し、合戦となったとき、義姫は輿に乗って、戦場に赴くと、両軍にらみ合いの只中に分け入り、輿に乗ったままその場に鎮座した。
両者の間の和議に努め、仲裁を成功させた。