降雨量に、集水面積と回収効率を掛けた水量です。歴史の学習と、山城の水の量を見るための簡易モデルです。回収した水を飲料にできるかは判定しません。水質も、現代の備えの基準も扱いません。実在の城の給水能力を断定する数字でもありません。

降雨量






集水面積






回収効率





城内人数






1人1日












雨水の回収

  • 降雨量 50 mm
  • 集水面積 1,000 ㎡
  • 回収効率 70 %
  • 理論の降水量 50,000 L
  • 実効回収 35,000 L
  • 実効回収 35 m³
  • 城内の1日 25,000 L
  • この雨水だけ 約1.4日分

効率は、流れ去り、漏れ、地面への染み込み、蒸発、集め方をまとめた仮定です。30%、50%、90%も比較用です。日数は、回収量を1日の使用量で割った規模です。その日数を安全に過ごせる、という意味ではありません。城の設計基準でもありません。池の上限を空欄にすると、回収量をそのまま出します。ふだんの補給は、別ページの井戸などの計算をここに写したものではなく、入れたL/日と比べるだけです。

効率と雨量の比較

上は、いまの雨量・面積・人数・使用量のまま、効率だけを変えています。下は、いまの面積・効率のまま、雨量だけを変えています。

効率 回収L m³ 日分
雨量 回収L m³ 日分

この計算の見方

  • 山の城の水の手は、井戸だけではありません。
  • 溜め井は、雨水や湧水、谷の水をためておく場所です。
  • 水は、雨、湧き水、谷の水を受けて、ためて使う方法があります。
  • 岐阜城では、山頂に複数の溜め井が確認される、と紹介されています。
  • 佐伯城には、谷をせき止めた貯水の施設が残る、と紹介されています。
  • このページの数字は、それらの城で実際に確保できた水量ではありません。
  • 雨水だけで、長い籠城を支えられるとは限りません。集める面積と、ためられる容量が効きます。
  • 実際には、水質、蒸発、漏れ、季節の変化があります。ここにあるのは、水量の出入りだけの簡易な式です。

計算式

  • 理論のL = 降雨量mm × 集水面積㎡
  • 実効L = 理論のL × 回収効率
  • 日分 = 実効L ÷(人数 × 1人1日のL)
  • 池があるとき、貯められる量は回収量と上限の小さい方
  • 必要な面積 = 必要水量 ÷(降雨量 × 効率)
  • 補給との対比 = 実効L ÷ 入れた1日の補給L

出典

  • 城びと「山城の井戸・水の手・溜め井解説」
  • 城びと「籠城戦と雨水・井戸の解説」
  • 城びと「佐伯城の雄池・雌池」

城内の水が何日持つか計算

籠城兵糧が何日持つか計算

山城からの見通し距離を計算