兵数を、1便で運ぶ人数で割った渡河の時間です。歴史の学習と、戦国の軍勢の動きを見るための簡易モデルです。現代の軍事運用や、渡る場所の選定には使いません。舟の定員も、1分あたりの通過人数も、入力した仮定です。戦国期の舟や舟橋の固定の性能ではありません。
人数、舟数、1艘の人数、片道、往復、係数、1分あたりの通過人数を確認してください。
舟で往復する
- 軍勢 10,000 人
- 1便 400 人
- 必要便数 25 便
- 半数までの便 13 便
- 半数まで 250分(4時間10分)
- 全軍まで 490分(8時間10分)
- 1時間あたりの理論値 1,200 人
1時間あたりは、1便の人数が往復時間のまま続くと仮定した理論値です。最初の便、乗降、休憩は入っていません。係数1.0は人員だけの単純モデルです。1.25、1.5、2.0は、荷駄・馬・装備・乗降の余裕を仮に足す比較で、歴史上の固定係数ではありません。5艘、10艘、40艘、1艘10人、30人、40人も比較用です。舟の定員を決めた数字ではありません。
舟橋・仮橋を連続で通る
- 軍勢 10,000 人
- 1分あたり 50 人
- 全軍まで 200分(3時間20分)
同じ軍勢について、渡船と連続通過の時間の規模を並べるだけです。1分あたりの人数は入力した仮定で、戦国期の舟橋を測った性能ではありません。架ける準備の時間は入っていません。
舟数・定員の比較
いまの軍勢、1艘の人数、片道、往復、係数で、舟数だけを変えています。下の表は舟数を固定し、1艘の人数だけを変えています。
| 舟数 | 1便 | 便数 | 全軍 |
|---|
| 1艘 | 1便 | 便数 | 全軍 |
|---|
この計算の見方
- 川は、軍勢の進みを止め、列を分けます。
- 渡っているあいだ、軍勢は岸のこちらと向こうに分かれます。
- 一度に全員が向こう岸へ移れる、という計算にはしていません。
- 渡船は、舟が往復して人を運びます。舟橋は、橋の上を続けて通る想定です。
- 天竜川では、舟橋や渡船が使われたことが、地元の資料で取り上げられています。このページは、その地点を選ぶ計算ではありません。
- 戦国の渡河では、向こう岸で列を立て直す時間も大事でした。この式には入れていません。
- 時間は、川幅、流れ、深さ、天候、増水、夜、舟の大きさで変わります。
- 人だけでなく、騎馬、荷駄、火器、人足も通ります。
- 舟への乗り降りと、向こう岸での整列は単純にしています。
- 敵の前で渡るときは、安全を保つ別の条件が加わります。このツールは運ぶ量だけを見ます。
計算式
- 1便の人数 = 切り捨て(舟数 × 1艘の人数 ÷ 係数)。1人未満にはしない
- 便数 = 切り上げ(軍勢 ÷ 1便の人数)
- 全軍 = 最初の片道 +(便数 − 1)× 往復
- 半数の便数 = 切り上げ(切り上げ(軍勢 ÷ 2)÷ 1便の人数)
- 橋 = 軍勢 ÷ 1分あたりの人数
出典
- 磐田市文化財だより(天竜川の舟橋・渡船に関する資料)
- 磐田市歴史文化基本資料(天竜川渡船場)
- 戦国倶楽部「戸次川の戦い」

