石を斗・升・俵に直す換算です。歴史の学習のための数量モデルです。初期の4斗/俵と150kg/石は比較用で、戦国期に全国で決まっていた規格ではありません。3.5斗、5斗、6斗も比較用です。3.7斗は、江戸幕府領の年貢俵の史料にみえる一例です。戦国時代の標準俵だとは扱いません。領主によって俵の大きさは違いました。

石





1俵の容量











石から俵へ

  • 石 100
  • 斗 1,000
  • 升 10,000
  • 俵の理論値 250
  • 整数に詰める最低俵 250
  • 重量 15,000kg(15t)
  • 荷駄 約100頭分

端数があるとき、最後の俵は満杯とは限りません。整数の俵は、切り上げた最低数です。荷駄は、重さを1頭の積載で割った単純な頭数です。馬の餌、道、山、往復、荷の形、人足の列は見ていません。くわしい輸送は別のページです。

俵から石へ

  • 俵 250
  • 斗 1,000
  • 升 10,000
  • 石 100

俵容量と重量の比較

上は、いまの石数で、1俵を3.5斗、3.7斗、4斗、5斗、6斗にした場合です。地域や制度の差を見る表で、戦国の標準俵ではありません。下は、いまの石数で、1石を120kg、135kg、150kg、165kgにした場合です。水分や時代で重さは変わります。

1俵 理論俵 最低俵
1石 kg t
浅草御蔵との比率(任意)

国税庁の説明では、浅草御蔵は敷地2万坪以上、収納量30万〜50万石とされます。いまの石数が、その30万石に対して何%かを見るだけです。浅草御蔵は江戸時代の施設で、戦国の城の米蔵の標準ではありません。

30万石に対して –

この計算の見方

  • 石・斗・升は、容積の単位です。ここでは1石=10斗=100升です。
  • 米俵は、米を包んで運ぶ俵です。容量はいつでも同じではありませんでした。
  • 領主、地域、年代で、1俵に入る量は違いました。
  • 国税庁の資料では、江戸幕府領の年貢について、本米3斗5升に付加分2升を加えた3斗7升入りの俵の例があり、約60kgと説明されています。
  • 年貢米は、村の郷蔵から、城下や港、御蔵へ運ばれました。遠い場所では川船や海の船も使われました。
  • 石を重さに直す値にも幅があります。ここにあるのは、数量を理解するための換算です。

計算式

  • 斗 = 石 × 10。升 = 石 × 100
  • 理論俵 = 斗 ÷ 1俵の斗
  • 最低俵 = 切り上げ(理論俵)
  • kg = 石 × 1石のkg。t = kg ÷ 1,000
  • 荷駄 = 切り上げ(kg ÷ 1頭の積載)
  • 俵から戻す石 =(俵 × 1俵の斗)÷ 10

出典

  • 国税庁 税務大学校「年貢の米俵をめぐる雑税」
  • 国税庁 税務大学校「年貢の納入」
  • 国税庁 税務大学校「江戸幕府の年貢と米蔵」
  • 文化庁「熊本藩高瀬米蔵跡」

兵糧を運ぶ荷駄数を計算

田畑から石高・年貢を計算

文・貫文と米価を換算