初期値の長さ3,000m、高さ7m、上幅10m、底幅21mは、備中高松城の水攻めで研究上検討された巨大堤モデルの一例です。史実としてこの規模だった、と決める計算ではありません。近年の研究では、巨大な全周の堤防は必要でなかった可能性も示されています。小規模の比較は、より小さな堤でも水攻めが成り得たかを見るためのシナリオです。
長さ、高さ、上幅、底幅、工期を確認してください。人数・密度・運搬は空欄か、0より大きい数にしてください。
築堤の土量
- 堤防長さ 3,000 m
- 高さ 7 m
- 上幅 10 m
- 底幅 21 m
- 堤防断面積 108.5 m²
- 総土量 325,500 m³
- 1kmあたり土量 108,500 m³
- 1日あたり 27,125 m³
- 1人1日 – m³
- 推定土重量 – t
- 運搬回数 – 回
人数を入れたときの1人1日の土量は、入力した工期で総土量を割った参考です。工事の成否は判定しません。密度は土質や含水で変わるため、入れたときだけ重量にします。運搬回数も入力した1回分の量からの参考で、戦国期の車や船の能力を固定した数字ではありません。
モデル比較
巨大堤は長さ3,000m・高さ7m・上幅10m・底幅21mです。発掘参考は高さ5m・底幅26.5m・上幅5mで、長さはこのページの入力です。岡山県の発掘説明では幅26.5m、高さ5m前後と推定される、という扱いです。長さは史実の固定値にしていません。小規模比較は長さ500m・高さ3m・上幅5m・底幅15mで、歴史上の復元値ではなく、より小規模でも水攻めが成り得た可能性を見るシナリオです。表の1日量は12日で割った値です。
「現在の長さを全モデルに適用」をオンにすると、高さ・幅だけを替えて同じ長さで比べます。
| モデル | 長さ | 高さ | 上幅 | 底幅 | 断面積 | 総土量 | 12日なら1日 |
|---|
土量の倍率(巨大堤モデルに対して)
- 発掘参考 –
- 小規模比較 –
この計算の見方
- 備中高松城の水攻めは、城の周囲に水を入れ、退路と戦い方を縛る攻め方として知られています。
- まわりの土地へ水をためるには、川を堰き止める堤や、水の広がりを限る盛り土が要る、という考え方です。
- 断面は台形です。上幅と底幅の平均に高さを掛け、それに長さを掛けて土量にします。
- よく挙げられる「約3km、高さ7m」は、巨大な堤として検討されてきたモデルです。この初期値と同じ形です。史実の寸法として確定した値ではありません。
- 発掘の説明では、幅26.5m、高さ5m前後と推定される例が示されています。長さまではこのツールでは固定しません。
- 水文学の研究では、巨大な堤を一周させる必要はなかった可能性が論じられています。
- 城の西側では、自然の堤防も使われた可能性が指摘されています。
- 水攻めは兵力だけを比べる戦いではなく、地形、水の流れ、土木のかかり方が重なります。
- 同じ城でも、長さ・高さ・幅の置き方で土量は大きく変わります。
計算式
- 断面積 = (上幅 + 底幅) ÷ 2 × 高さ
- 総土量 = 断面積 × 長さ
- 1日あたり = 総土量 ÷ 工期
- 1人1日 = 総土量 ÷ 工期 ÷ 人数(人数を入れたとき)
- 土重量 = 総土量 × 密度(密度を入れたとき)
- 運搬回数 = 切り上げ(総土量 ÷ 1回の土量)
出典
- 岡山県「備中高松城跡」
- 岡山市「図書館所蔵資料で見る高松城水攻」
- 日本地理学会「備中高松城水攻めに関する水文学的研究」

