直線の断面で、垂直高さと勾配から法面の長さを出し、表面積に平均の厚みを掛けた概算です。実際に必要な石材量だと決める計算ではありません。厚みは入力した仮定です。石垣の中は築石、裏込石、栗石、背面の土が重なり、一様な石の塊ではありません。

高さ・勾配









任意項目



石垣の概算

  • 石垣延長 100 m
  • 垂直高さ 10 m
  • 勾配角度 70 度
  • 法面長 10.6418 m
  • 表面積 1,064.1778 m²
  • 想定平均厚み 2 m
  • 概算体積 2,128.3555 m³
  • 1日あたり 21.2836 m³

1人1日の体積は、工期と人数で割った参考です。工事の成否は判定しません。石の個数は、体積を1個の平均で割って切り上げただけの数です。実物の石垣は石の大小、隙間、裏込で変わります。個数は非常に粗い概算です。密度も、入れたときだけ重量にします。

高さ・勾配の比較

延長と厚みは、いま入力している値を共通で使います。低石垣は高さ5m・65度、高石垣は高さ10m・70度、急勾配は高さ15m・75度です。城の実測を固定した区分ではありません。

モデル 高さ 勾配 法面長 表面積 体積

厚みの比較

同じ延長・高さ・勾配で、厚みを1m、2m、3mにしたときの体積です。固定の構造厚ではありません。

厚み 体積

この計算の見方

  • 普請は堀、土居、石垣などの土木です。作事は建物を建てる仕事です。石垣は普請に入ります。
  • 石の積み方には、野面積み、打込接ぎ、切込接ぎがあります。隙間の埋まり方や石の加工は積み方で違います。
  • 高さと勾配は、石垣の見え方と、斜面に沿った長さを決める要素です。
  • 法面長は、垂直の高さではなく、勾配に沿った斜面の長さです。垂直高さ ÷ sin(角度)で出しています。
  • 石垣の内部は、表面の築石だけではありません。裏込石、栗石、背面の土があり、同じ厚みの石が並んでいるわけではありません。
  • 巨大な城では、石垣の総延長がkm単位になることがあります。
  • 宇和島城や福岡城については、石垣の規模や勾配が各解説で取り上げられています。このページの数字は、その解説を再現した実測値ではありません。
  • このツールは、工事の規模を見るための幾何の概算です。

計算式

  • 法面長 = 垂直高さ ÷ sin(角度)
  • 表面積 = 延長 × 法面長
  • 概算体積 = 表面積 × 想定平均厚み
  • 1日あたり = 概算体積 ÷ 工期
  • 1人1日 = 概算体積 ÷ 工期 ÷ 人数(人数を入れたとき)
  • 個数 = 切り上げ(概算体積 ÷ 1個の体積)
  • 重量 = 概算体積 × 密度(密度を入れたとき)

出典

  • 宇和島市「宇和島城石垣指南」
  • 福岡城・鴻臚館「石垣解説」
  • 名古屋城「石垣勾配・修理資料」

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