これは兵糧の重量から、輸送規模の概算を見る計算です。頭数と人数は、荷物を一度に運るとした場合の延べ輸送量です。同じ馬や人が往復して何度か運ぶ場合、実際に必要な頭数と人数は少なくなります。150kg/頭は近世の本馬40貫、人足19kgは近世宿駅制度の5貫を参考にしたモデルで、戦国期の全地域・全状況に共通する固定値ではありません。

兵数の例






日数の例









駄馬の積載量




上級設定:同じ輸送力で何度か運ぶ




初期値は1回です。3回なら、延べ頭数を3で割った数が1回分の最低頭数になります。復路、飼料、休息、損耗、山道、渡河、天候、敵襲は計算に入れていません。

輸送規模

  • 必要米 1,500,000 合
  • 必要米 1,500 石
  • 必要米 225,000 kg
  • 必要米 225 t
  • 指定積載量の駄馬 1,500 頭(延べ)
  • 回数で見た駄馬 1,500 頭
  • 指定積載量の人足 11,843 人(延べ)
  • 回数で見た人足 11,843 人

駄馬の積載比較

同じ兵糧重量を、1頭あたり150kg、100kg、75kgで運んだ場合です。頭数は延べです。

1頭の積載量 必要頭数 総輸送重量

人足の積載比較

同じ兵糧重量を、1人あたり19kg、15kg、10kgで運んだ場合です。人数は延べです。

1人の積載量 必要人数

この計算の見方

  • 大軍には、大量の兵糧輸送が必要です。
  • 兵数だけでは、軍隊は動きません。
  • 荷駄、人足、補給路が兵站を支えます。
  • 大軍ほど、輸送部隊も大きくなります。
  • 荷駄馬自身の飼料も、本来は別に必要です。この計算には含みません。
  • 実際の輸送能力は、地形と道路の状態で大きく変わります。
  • このツールは、輸送規模を理解するための概算モデルです。
  • 馬種、街道、峠、天候、荷姿によって、積載量は変わります。
  • 米は1人1日5合を初期値にしています。兵力・行軍・籠城の各計算機と同じシミュレーション基準です。当時の配給が常にこの量だったという意味ではありません。
  • 1石は1,000合、重量は1石150kgの概算です。

計算式

  • 合 = 兵数 × 日数 × 1人1日の合
  • 石 = 合 ÷ 1,000
  • kg = 石 × 150
  • t = kg ÷ 1,000
  • 延べ頭数 = 切り上げ(kg ÷ 駄馬1頭のkg)
  • 延べ人数 = 切り上げ(kg ÷ 人足1人のkg)
  • 回数で見た頭数 = 切り上げ(延べ頭数 ÷ 輸送回数)
  • 回数で見た人数 = 切り上げ(延べ人数 ÷ 輸送回数)

出典

  • ジェトロ・アジア経済研究所の、日本の交通・伝馬制度に関する資料
  • 品川区しながわデジタルアーカイブの、駄賃・一駄40貫に関する資料
  • 日本銀行金融研究所の、宿駅人馬・本馬40貫に関する資料

兵力と必要兵糧を計算

行軍距離と日数を計算

籠城時の兵糧を計算

2勢力の国力を比較