やぎゅう むねのり

1572-1646

享年75歳。

通称:新左衛門、又左衛門、但馬守

柳生新陰流を開祖した柳生宗厳の五男として生まれる。

没落気味となっていた柳生家が再び興隆したのは、徳川家康に見いだされたからである。宗厳は老齢のため、徳川家出仕は、宗矩が担った。

関ケ原の戦いでは、家康との連携に活躍し、戦後は徳川秀忠の兵法師範を務めた。

1612年には徳川家光の兵法師範となり、家光から深い信頼を得る。

知行6千石加増を得て、その後、1万2千5百石にまで至る。

宗矩は、家光に柳生新陰流の奥義書を献上し、徳川家公認の剣術として極める。

著書に「兵法家伝書」がある。