繁沢 元氏
しげさわ もとうじ
1556-1631 享年76歳。

名称:宮松丸、元棟、仁保元棟、毛利元氏、左近、

少輔三郎、立節、左近将監、宮内大輔、伊勢守

■吉川元春の次男。

1568年文禄11年、毛利輝元の加冠により、元服し、

元就から「元」の一字をもらい、元棟と名乗る。

■1566年永禄9年、周防国の仁保隆在に嫡子が

いないことから、隆在の娘と婚姻し、婿養子と

して仁保氏に入った。

■1569年永禄12年、尼子勝久と山中幸盛が率いる

尼子の残党軍が出雲国に出没したため、元氏は、

父・元春や兄・元長らとともに出雲へ出陣した。

1570年元亀元年、尼子残党と手を結び、毛利氏の

後方を撹乱していた三隅国定を討ち取る。

■石見国浜田城主となる。

■のちに毛利姓を与えられ、
阿川毛利家を立てた。