おうひめ(おうばいいん)

1543-1569

享年27歳

武田信玄の娘として、甲斐国に生まれる。

武田氏と北条氏の政略結婚として、北条氏政に嫁ぐ。

氏直、氏房、直重、氏定を産み、武田・北条の同盟の結束に貢献した。

だが、武田氏が今川義元亡き後を継いだ凡庸な氏真を見限り、駿河・遠江に

攻め込むと北条氏は武田氏と手切れと成す。

桜姫は、甲斐国へと送り返された。

桜姫は、失意のうちに病死し、父・信玄は彼女を偲んで黄梅院という寺を建立した。