いしかわ あきみつ
1550-1622
享年73歳。
名称:次郎、従五位下大和守
居城:陸奥須賀川城→陸奥角田城
■伊達家15代目当主・伊達晴宗の四男と
して、誕生。
伊達家16代目当主・伊達輝宗の実弟
である。伊達家17代目当主・伊達政宗
の叔父にあたる。
■昭光は磐城石川郡領主・石川修理大夫
晴光の養子となり、石川家の家督を継
ぎ、石川姓を名乗った。
石川氏は源頼親の末裔で物津源太有
光を祖とする、鎌倉以来の奥羽の名家
であった。
■1589年、政宗の麾下となるが、1590年
、政宗が秀吉に帰参した際にこれに従
わなかったため、所領を没収された。
■所領を失った昭光は、一族とともに政宗
に仕え、伊達一門の家老を務め、所領
1万石を伊達家より拝領している。
のちに志田郡松山館より移って、伊具
郡角田城主となった。
■その後、嫡子・義宗に家督を譲り、柴田
郡村田館に隠居したが、義宗が34歳
の若さで病没したため、嫡孫・宗敬に
跡目を継がせ、自らは、その後見役に
就き、角田城にて政務を取り仕切っ
た。
■大坂の役では、政宗に従い出陣し、道
明寺口の戦いで老僕ながら活躍した。
■長年に渡って、伊達家一門の家老とし
て家中の統制にあたった昭光の功績
は多大なものがあった。
伊達家の磐石を見届けた昭光は
1622年、没した。
享年73歳。
石川 昭光
公開日 : / 更新日 :