静岡県掛川市にある掛川城を訪問してきました。
今川氏真が1569年、最後の抵抗を試みて、徳川家康と対峙した城として名高い。
豊臣政権のときには、山内一豊が城主を勤め、後に土佐へ立身出世を果たしたことから、出世城の一つに数えられています。
掛川城は、日本初の本格木造天守閣とのこと。
天守の展望ができる部屋は10畳ほどであまり広くはない。
ただ、天守閣内の木造は大量に使われており、しっかりとした造りとなっていた。
掛川城天守閣は、外観3層、内部4層から成ります。6間×5間(約12m×10m)の天守閣本体は、こぶりな方だが、東西に張り出し部を設けたり、入り口に付櫓(つけやぐら)を設けたり、遠くからでも天守が見えるように外観を大きく、城内は複雑に作られている。
天守閣への道は急な坂道が続く。
天守閣の中は、峻厳な階段が3階まで続いている。
大量で大ぶりな木材が使われており、内部の豪壮ぶりもなかなか見応えがある。
天守閣からの展望は、平野が続く掛川一円の領内を一望できる。
出世大名の一人、山内一豊が豊臣政権時代、掛川城主であったことから、天守閣内でも山内一豊にちなむ品が展示されていた。