とくひめ
1576-1607 享年32歳
別名:峯高院
徳川家康の長男・松平信康の長女。母は織田信長の娘・徳姫。
信濃松本藩初代藩主・小笠原秀政の正室となる。
1576年天正4年3月、三河国岡崎城にて生まれる。
登久姫が4歳の時に父・松平信康は、武田家内通の謀反人として幽閉され、のちに切腹して果てた。翌年、母・徳姫は、実家がある美濃国岐阜城へ帰った。
そのため、登久姫と妹・熊姫は祖父・徳川家康に養育され、のちに家康の養女となる。
1589年天正17年8月、豊臣秀吉の仲介で府中小笠原家の若き当主・小笠原秀政に嫁ぎ、秀政との間に六男二女をもうけた。
信濃飯田城にて若くして没した。
【登久姫の子】
万姫:阿波徳島藩主・蜂須賀至鎮室
忠脩:世嗣だったが大坂夏の陣で戦死
忠真:信濃松本藩第2代藩主
千代姫:肥後熊本藩初代藩主・細川忠利室
忠知:三河吉田藩初代藩主
重直:豊後高田藩初代藩主
忠慶:因幡守、子孫は家臣
長俊:徳川家光の小姓、従五位下出雲守